酵素が注目を集めた理由。効果はあるのか

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酵素が最近になって注目を集めた理由

酵素といえば、「酵素の力で汚れを落とす!」というキャッチコピーの台所用洗剤や洗濯用洗剤を思い浮かべる方もいるでしょう。昔からその存在が知られているのに、急に注目を集めるようになったのはどうして?と思っている方もいるかもしれませんね。

酵素が現在のように注目を集めるようになったのはアメリカの医学博士エドワード・ハウエル氏が1980年代に「酵素栄養学」という説を唱えてからと考えられます。「酵素栄養学」でハウエル氏は酵素が潜在酵素と食物酵素の二つに分かれていること、そして人間が作り出せる潜在酵素の量には限りがあり、酵素が少なくなることで病気になったり、老化が進むという考え方を唱えました。

さまざまな食事療法の元になった酵素栄養学

この酵素栄養学では酵素を含む生野菜や果物や発酵食品を積極的に摂ることが勧められていました。この考えを元にローフードやリビングフードといった生の食材を摂る食事療法が誕生したといっていいでしょう。こうしたローフーディズムと呼ばれる食事療法はヴィーガンやベジタリアンといった菜食主義と共に1990年代に欧米に広まっていきました。

現在でも欧米ではオーガニック食材を使用したローフードレストランが人気を集めています。また、ハリウッドセレブがローフードダイエットを行っていることなどから、酵素栄養学の考えはすっかり定着し、流行と言えるほど人気を集めるようにもなったのです。

酵素って本当に効果があるの?

酵素ドリンクやサプリメントの広告の中には、あたかも酵素ドリンクやサプリメントに含まれる酵素が体内の酵素にプラスされるかのような記述をしているものが見受けられます。ドリンクやサプリメントも体の外から摂るという意味では食物酵素の一種と考えることができますが、食物酵素を摂ったからといって、体内の酵素が増やせるというわけではないのです。

 

「だけど、酵素ドリンクを飲んでいると肌の調子がいい!」と反論したくなる方もいるでしょう。これには理由があります。食物酵素として酵素を摂ると、まず消化を助けてくれるというメリットがあります。さらに食事に含まれる栄養が強化され、その結果として潜在酵素のはたらきを助け、活性化させることができると考えられるのです。

特に酵素ドリンクやすりおろした野菜、スムージーなどは発酵、熟成されたり、細かく砕かれることによって、事前に消化したような状態になっています。そのため、消化に無駄な酵素を使うことなく、体内の酵素を活性化する効果が期待できるのです。

健康食品だからといって怪しいと思うのはナンセンス

例えば、焼き魚に添えられている大根おろしや韓国の焼肉に添えられた大量の生野菜やキムチが消化を助けるというと、誰もが納得しますよね?こうした食べ合わせは非常に理にかなっている上、昔から伝わる先人の知恵として知られているので信頼度がその分、高いようにも感じるでしょう。

これに対して、健康食品である酵素ドリンクやサプリメントが酵素の働きを助けて消化をサポートする…というと、疑いの目を向けてしまうのは「健康食品は怪しい」という先入観による部分も大きいのではないでしょうか。確かに質の低い酵素ドリンクもありますが、良質のものを選べば、体内の酵素を活性化させることは不可能ではないのです。