ファスティングで起きる好転反応ってどんなもの?
ファスティングの実施中に好転反応と呼ばれる症状が出ることがあります。あらかじめどんな症状が出るか知っておけば、安心してファスティングに取り組むことができます。ここでファスティング中に出やすい好転反応について説明しましょう。
ファスティング中はこんな状態になりやすい
好転反応とは体内の毒素が排出されていくときに起こるもの。頭痛やめまい、下痢、便秘、吹き出物、倦怠感などが代表的なものです。偏った食事やストレス、食べ過ぎなどによって日ごろ酷使されている内臓から毒素が抜けていくために起こるものですが、場合によっては緑がかった黒い便が出る下痢になってびっくりすることもあるかもしれません。これは腸内環境が変化している最中に起こりやすい症状だと言われています。
またファスティング中は固形物を一切食べないため、便の量が減って便秘になるという方もいます。こんなときは水分を多く摂るようにしましょう。ファスティング中はカフェイン入りの飲み物は体を冷やさないためにも避けるようにしてください。水以外にはハーブティーやドクダミ茶、ルイボスティーなどがお勧めです。
好転反応は溜まっている毒素が多いほど強くでると言われています。ファスティング中に好転反応が出たら無理をせずに横になって体を休めるようにしましょう。
ファスティング中は塩分の補給を忘れずに!
ファスティング中に頭痛やめまい、眠気などに襲われるのは食事を抜くことによって塩分が不足するためだと言われています。貧血になってしまうんですね。そのため、適度に塩分を補うために梅干しや具なしの味噌汁などで適宜、塩分を補うようにしてください。
好転反応だと思ったらただの貧血だったということもよくある話です。
ファスティング中、半身浴をするとさらにデトックス効果が高まるという意見もありますが、塩分不足の状態で半身浴をすると危険です。体がだるいな…と感じたら、無理をしないようにしましょう。
また、好転反応が出ると「これは体に合わなかったのかも?」と不安になるかもしれませんが、好転反応は毒素が排出される上で必ず起こる現象です。あまり辛いときは中断してもOKですが、いきなり通常食に戻すと内臓が受け付けないことがあるため、おかゆや重湯などから食べ始めるようにしましょう。
また、体力的に不安のあるという方や大きな病気をした経験のある方、持病のある方は事前にメーカーやかかりつけの医師に相談してからファスティングをするとようにしてくださいね。