間食や過食は酵素をムダにする

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間食や過食は酵素をムダにするって本当?

仕事や家事の間になんとなくつまんでいるお菓子。お腹いっぱいになるまで食べ過ぎてしまうクセ。こうした習慣が体内の酵素をムダ使いしているということをご存知ですか?消化に負担をかけすぎると、生命活動に必要なさまざまな代謝活動に使用する酵素が少なくなってしまいます。ここで、なぜ間食や食べ過ぎがいけないのか改めて考えてみましょう。

 

食べたものを完全に消化するにはどのくらいの時間がかかる?

皆さんは何気なく食べているものが、口にしてからどのくらいの時間をかけて便として排出されるか考えてみたことがありますか?

 

食べたものはまず胃に到着し、どろどろの状態になるまで消化されます。この後、胃から絞り出されるようにして少しずつ小腸へ到達します。胃で消化されて小腸に届くまでの時間は栄養価によって異なります。炭水化物は比較的早い方で2〜3時間、たんぱく質の場合、4〜5時間、脂肪分の高い食べ物によっては10〜24時間かかることもあると言われています。

 

さらに問題となるのは私たちが摂る食事は単体の栄養価だけで構成されていないということ。例えばミートソースを使ったラザニアなら、炭水化物とたんぱく質、脂質のすべてを含むことになります。こうした消化に時間がかかる栄養価同士の組み合わせであるメニューは胃の中に数日間残ってしまうこともあると言われています。ダイエット中は炭水化物とたんぱく質を1回の食事で一緒に摂らないようにするべきと言われているのはこのためなのです。

 

 

ちなみにくだものの消化にかかる時間は30分程度、野菜は1〜2時間程度。これは野菜やくだもの自身に豊富な酵素が含まれているからにほかなりません。

 

食べ過ぎや間食をすると胃や腸は働きづめに!

昼食と夕食の間が6〜7時間程度。時間を空けずに食べることで、胃の中に常に未消化の食べ物が残った状態となり、胃や腸は働きづめの状態になります。すると体内の酵素はひっきりなしに消化に使用されることとなり、細胞の新陳代謝や脂肪の燃焼に使用する酵素が足りなくなってしまうのです。口寂しいからといって、ちょこちょことお菓子をつまんだりするのもよくありません。

 

食事を摂るときには加工度の低い野菜やくだものを先に食べること、腹八分目でストップすることが酵素をムダ使いしないコツです。